本誌の好評連載『野球の謎』の筆者、神事努さんが「打球はボールがバットに当たるところまでで決まる。バットが折れたから球が飛ばないということはない」と話していたことがあったが、それを実証する一打となった。3回にオリックス・吉田正尚が放った一打はバットが真っ二つに折れながらもライトスタンドへ飛び込む2ラン。科学のメスにより、バッティングの常識が大きく変わり始めている。