週刊ベースボールONLINE

惜別

20年目の決断、日本一を花道に──。広島・新井貴浩、引退

 

9月5日、球団初の3連覇を目前に控えた広島新井貴浩が引退を発表。終始笑顔で「日本一になって、みんなとうれし涙で終われたら最高」と語った。

99年新人時代の新井。細い!


 体も心も大きな男だ。「(チームの)これから先を考えると、今年がいいんじゃないかと考えました」。9月5日、41歳、新井貴浩が笑顔で自らの引き際を語った。

 1999年、駒大からドラフト6位で広島入団。地元広島で生まれ、ケンコーこと広島工高で腕を磨いた。少年時代から大のカープファン。プロを意識してからは、「何とかしてプロ野球選手になりたい。カープの選手になりたい」と思っていたという。

 大きな期待がかけられた選手ではない。当時の監督・達川光男氏(当時=晃豊。現ソフトバンク・ヘッドコーチ)は、「3年でクビになる選手だと・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング