“平成の怪物”こと松坂大輔(中日)の同学年を「松坂世代」と呼ぶが、松坂をライバルとして多くの同世代戦士たちがプロ野球でも活躍した。しかし時代は流れ、一人、また一人と現役を引退している。今季もプロ野球の主役だった3人の「松坂世代」が、その野球人生に幕を下ろす決心をした。 写真=榎本郁也、BBM 9月12日に引退会見を行った杉内。サプライズで内海[右]が登場し、涙を流した
頬に涙がつたう。言葉を絞り出しながら
杉内俊哉が現役引退の会見に臨んだ。常に同世代のトップを走る松坂大輔(中日)の背中を追いかけてきた。2002年にダイエー(現
ソフトバンク)に入団してからは、左腕エースとして常勝軍団をけん引してきた。
積み上げた勝利数は142勝。負けはわずか77敗のみ。最多勝1回(05年)、最優秀防御率1回(05年)、沢村賞(05年)、最多奪三振3回(08、09、12年)とその実績はまさに“松坂世代最強左腕”と言っても過言ではない。
松坂世代、最強左腕の呼び声も高く、鹿児島実高時代にはノーヒットノーランも達成。松坂を擁する横浜高と対戦も、その松坂に被弾
12年にFAで
巨人に移籍。エースナンバー「18」を背負い、3年連続2ケタ勝利を挙げ、リーグ3連覇にも貢献した。しかし・・・
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