プロ25年目、幕張で誰よりも愛される男が、ZOZOマリンで通算2000安打を達成した。球団としては東京スタジアムで成し遂げた榎本喜八、川崎球場で達成した有藤道世という2人のレジェンドに続くホームでの偉業達成に、マリンは大歓声に包まれた。 写真=高塩隆 “幕張の安打製造機”が、プロ25年目にしてついに「2000」の大台に到達した。
9月22日の西武戦、ZOZOマリンを満員の観衆が埋め尽くす中で迎えた8回の第4打席。カウント2─2から
小川龍也の投じたスライダーを振り抜くと、打球はライトの右を鋭く抜けていく。弾かれたように駆け出した
福浦和也は笑顔で二塁ベースに滑り込み、まず左腕でガッツポーズを見せると、二塁ベース上で両手を掲げて爆発したファンの声援に応えた。
「無意識に二塁まで走って、無意識にガッツポーズして。とっさに自分の気持ちが出たのでしょう」。普段は過剰なアクションを見せない25年目の大ベテランも、このときばかりは自然に体が動いていた。
史上52人目となる通算2000安打、球団としては・・・
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