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現役引退、惜別球人2018

惜別球人 中日・浅尾拓也 甘いマスクの剛腕、竜の最強セットアッパー

 

シーズン最終盤を迎え、名選手たちが次々と今季限りでの現役引退を表明した。時代を彩り、プロ野球の隆盛に力を尽くした男たち。その栄光の記憶は球史に燦然と刻み込まれている。

9月26日に引退を表明した中日浅尾拓也。30日のナゴヤドームでのペナントレース最終戦で引退セレモニーを行い、場内を一周した際にはまるでアイドルのコンサートばりに紙テープが投げ込まれた/写真=太田裕史


地元一筋貫く連覇の立役者


 爽やかな笑顔が印象的だった。9月26日、ナゴヤドームの記者会見場にユニフォーム姿で現れた浅尾拓也は、涙を見せることなく今季限りでの引退を発表。「ここ3、4年ずっと悩みながら現役を続けてきました。ただし、やめると決めていたわけではありません。あきらめたくなかった。でも最後の巨人戦(9月16日、東京ドーム)で3点を取られたとき、『これくらいなのかな』と自分の中で思いました」と理由を述べている。

 愛知県知多市出身。常滑北高では2年秋に投手となり(それまでは捕手)、3年夏は3回戦敗退。進んだ日本福祉大は愛知大学野球リーグの三部所属(※4年秋に一部昇格に貢献。現在は二部B)。全国的にはまったく無名の選手も・・・

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