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鈴木大地の「大地の“元気”」

鈴木大地コラム「レギュラーシーズンだけで終わるのではなく、ポストシーズンの最後まで野球をやりたい。そして優勝したい。それに尽きますね」

 

13年の西武とのファーストステージ第3戦では先制のホームランを打つことができました


初のCSで感じた緊張感


 今シーズンもクライマックスシリーズ(CS)の季節がやってきました。残念ながら今年のマリーンズはCSに進出することができませんでしたが、僕個人としてはこれまでに2013、15、16年と3度、CSを経験しています。

 やはり一番印象に残っているのは初めて出場した13年でしょうか。この年はレギュラーシーズンの最終戦、西武ドームで西武と勝ったほうが2位という戦いに2対10で敗れ、3位でのCS進出になってしまいました。その試合で僕はミスを犯してしまっていたので悔しい思いを胸に、同じく西武ドームでの西武とのファーストステージに臨んだんです。

 僕は高校時代に神奈川大会で満員の横浜スタジアムでの試合を経験していましたし、大学時代もやはり満員の東京ドームで試合をしたことがあります。自分ではお客さんが多い中での試合でも落ち着いてできると思っていたんです。今思えば怖いモノ知らずだったんですね。でも、現実は違いました。CSの緊張感は想像以上のものでした。

 試合が始まるまでは「CSという舞台で戦える」「こんなにお客さんが多い中で試合ができる」ということを楽しみにしていたんです。でも、試合が始まった瞬間・・・

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