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廣岡達朗連載「やれ」と言える信念

廣岡達朗コラム「芸能人に入閣要請とは、驚いた」

 

投手コーチの打診を受けたと見られる宮本和知氏。89年にはリーグ優勝、日本一の胴上げ投手になった


 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは広島の3連勝に終わった。

 ファーストステージで巨人ヤクルトを下したときには、首位から13.5ゲーム差をつけられたチームには見えなかった。第1戦で上原浩治が回またぎの力投、翌日には菅野智之がノーヒットノーラン。目の色が違う。魂をこめて球を放れば、少々甘くなっても抑えられる。どうしてシーズン中からそういう気持ちでやらないのか。不満でならなかった。

 この時点で高橋由伸監督は辞任を表明していた。CS出場の可能性を残した段階での決断は理解できないが、次期監督候補として原辰徳の名前が浮上。組織が移行するナーバスな状況で迎えたファーストステージ、ピリッとした空気が早くも巨人ベンチに漂い始めていた。由伸の目はごまかせても・・・

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