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データで解析 野球の謎!?

大谷翔平は平均打球速度でMLB全体の11位にランクイン。安定して速い打球を飛ばしている

 

野球界で当たり前のように使われている言葉やプレー。「結局、それってどういうこと?」と聞かれると、意外にうまく説明できない事象を、データや数字を使って解析していく。第28回のテーマは「エンゼルス・大谷翔平の打球速度」だ。

高い打撃技術により安定して速い打球を打つことができる。大谷は安定した打撃技術でコンスタントに速い打球を放っている/写真=Getty Images


最高速では205位だが“平均”では11位の打球速度


 今号から数回にわたり、今季から二刀流でMLBに挑戦してセンセーションを巻き起こしたエンゼルス・大谷翔平選手の打撃データをひも解きながら、そのバッティングを分析していきます。投手としては故障に見舞われてしまいましたが、打者としては打率.285、22本塁打、61打点、出塁率.361、長打率.564、強打者の指標となっているOPS(出塁率+長打率)は.925と高い数字を記録しています。

 今回は「打球速度」に注目していきましょう。打球速度が速ければ長打はもちろん、安打になる確率も上がり、近年MLBでも注目されている打者の指標となっています。

 2018年のMLBで最も速い打球速度を記録した・・・

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