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イチロー伝説

画像でイチローを振り返る

 

【1994】史上初200安打超え



 20歳、プロ3年目ではあったが、「イチロー」としては初年度だ。仰木彬監督の下、一軍定着すると即、史上初の200安打超え、210安打を放った。狂騒曲が最高潮に達したのは、200安打目前だった。192安打の日本新を達成後は連日、お祭り騒ぎ。達成は9月20日のロッテ戦(神戸)、園川一美からだ(写真)。このとき当時巨人落合博満はこう言った。「MVPはイチローしかないよ。イチローに投票しないような新聞記者はやめたほうがいい」。

【1995】あわや四冠王?



 阪神淡路大震災の後、「がんばろうKOBE」を合言葉にオリックスが優勝を飾った年だ。途中、イチローは打率、本塁打、打点、盗塁、さらには得点、塁打、安打、四死球、長打力、得点圏打率とほとんどすべてでトップに。最終的には三冠王に本塁打で3本届かなかったが(25本)、盗塁王も手にした。本塁打数が減っていた時期でもあるが、史上唯一の三冠王+盗塁王を見てみたかった。

【2004】メジャー262安打達成



 メジャーでも頂点に立った。2004年10月1日のレンジャーズ戦(セーフコフィールド)、3回に放った安打がシーズン258安打。これは1920年にシスラーが記録した257安打を更新するメジャー最多安打新記録だ。最終的には262安打まで伸ばし、もちろん今も誰も届いていない。同年は打率.372、メジャーでは2度目の首位打者に輝いている。

【2009】WBCで2度の世界一



 WBCにおける2度の世界一の記憶も鮮烈だ。まず06年の第1回、日本人メジャーが誰も参加しないのでは、と言われた中で、いち早く手を挙げ、尊敬する王貞治監督とともに初代世界一に。さらに2回目の09年が劇的だった。決勝の韓国戦。9回裏に追いつかれ、3対3で迎えた10回表だった。二死二、三塁から決勝の2点適時打(5対3の勝利)。「神が降りてきた」と笑顔で語った。
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