週刊ベースボールONLINE

57人の海を渡った男たち

【平成14〜27年】ポスティング高額移籍で次々と渡米/平成日本人メジャー奮闘史

 

1995年(平成7年)、野茂英雄がドジャースでメジャー・デビューを果たしてから24年。平成最後の年となった今季、菊池雄星がマリナーズに移籍した。これまでに57人の日本人選手がメジャー契約を交わし、MLBの歴史に名を刻む選手も出ている。“平成”で活躍をした日本人メジャーたちを振り返っていく。
写真=Getty Images


ゴジラに平成の怪物などトップ選手が続々とMLBへ


 2002年(平成14年)にはポスティングシステムでヤクルトから石井一久がドジャースへ移籍し、14勝を挙げる活躍を見せた。翌03年には満を持して、巨人からFAでヤンキースに松井秀喜が入団。その年に日本人最多の16本塁打を放ち、ヤンキースの主軸としてワールド・シリーズ進出に貢献。翌年には31本塁打を放つ活躍を見せ、09年にはワールド・シリーズMVPに輝くなど、メジャー球界の盟主、ヤンキースの中心選手として一時代を築いた。

 04年には両打ちで「リトル・マツイ」と言われ、メジャーでも注目されていた西武松井稼頭央がメッツにFA移籍。開幕戦で日本人初の内野手として「一番・遊撃」でデビュー。初球先頭打者本塁打を放ち、大きなインパクトを与えたものの、その後は守備で苦労し、スタメンを外れることが多くなった。

 05年にはソフトバンクを自由契約となり、ホワイトソックスに移籍した井口資仁が二塁のレギュラーでこの年の世界一に貢献する活躍を見せ・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング