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令和元年の指揮官を読み解け!

広島・緒方孝市(第18代監督) 球団史上初の3連覇に導いた手腕/監督徹底分析

 

元号が平成から令和に変わり、各チームの戦いも40試合に近づいている。今回は令和元年を指揮する監督たちに迫ってみたい。
※記録は5月12日現在


奇をてらわず組織で勝つ


 就任2年目にカープを25年ぶりの優勝に導くと、そこから球団史上初の3連覇を達成。4連覇と日本一を目標に今季に挑む。

 就任2年目で25年ぶりのリーグ優勝を達成すると、そこから球団史上初の3連覇。通算勝率.580の成績は、もう、平成を代表する名将といっていいだろう。

 ただ、過去に名将と言われてきた幾多の監督のように濃いカラーがあるかといえば、そういったものはあまり見えてこない。その野球のスタイルが「三原魔術」や「野村ID野球」のごとく語られることもなければ、監督のキャラクター自体が「智将」や「闘将」といったふうに語られることもあまりない。

「投手を中心に守り勝つ野球」を掲げ、その戦術は奇をてらわずオーソドックス。攻撃では、自身も現役時代に足を武器にしており、広島伝統の機動力野球も使うが・・・

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