週刊ベースボールONLINE

2020プロ野球総決算号

12球団ペナントレース総括 ロッテ・3割打者不在の中で示した“チーム力”優勝争いに加わり旋風を巻き起こす

 

優勝には届かなかったが、井口監督(写真中央)らの巧みなベンチワークで4年ぶりのAクラス入りを果たした


 粘り強く戦い抜き、チーム力を示した。開幕戦(PayPayドーム)はサヨナラ負けも、ソフトバンクを相手に9回二死から同点に追いつく粘りを見せ、同2戦目から8連勝を飾って開幕ダッシュに成功。7月に荻野貴司が左太ももを痛めて離脱し、主砲・レアードも腰痛で戦列を離れるなど、不測の事態も続いたが、そのたびにチーム力でカバー。開幕直前に支配下登録された和田康士朗が台頭し、高卒3年目の安田尚憲が四番に座って奮闘と、3割打者が不在も、個々が役割をまっとうして好機を得点に結びつけた。

 投手陣もしかり。7月にジャクソンが緊急退団すると、故障明けの唐川侑己が奮闘して勝ち継投入り。8月には種市篤暉が右ヒジを痛めて離脱すれば、中村稔弥が救援から先発ローテへ。9月にセットアッパーのハーマンが右手を骨折して離脱を余儀なくされると、巨人からトレード加入した澤村拓一が“8回の男”に君臨した。

 チーム打率はリーグ最下位ながら・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

HOT TOPICS

HOT TOPICS

球界の気になる動きを週刊ベースボール編集部がピックアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング