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道具の流儀

広島・一岡竜司のこだわりが詰まったナイキのグラブ

 

救援として好調チームを支える右腕。わずか2試合だけ使用したグラブと、プロとしてのこだわりが詰まった現在のものを紹介してもらった。
取材・文=吉見淳司、写真=前島進、BBM


2日間限定の“幻”グラブとプロらしさ求めた新グラブ


一岡が今季使用しているグラブ。左上から時計回りに、練習用、旧試合用、守備用、現試合用


 試合を見ていて驚いた方も多いのではないか。8月9日の阪神戦[マツダ広島]の9回、この日に一軍昇格を果たしたばかりの一岡竜司がマウンドへ。その手にはめられていたのはまるでデニム生地のような、独特な色合いのグラブだった。

「テレビ中継を見ていた友達からも連絡がありました。『こんなグラブあるんだ』って」

 そう苦笑する一岡は、見慣れぬグラブの種明かしをしてくれた。

「実は、あれは練習用に使っていたグラブなんです。試合用のものを寮に忘れてしまい、車に入れたままだったやつを試合で使いました」

昇格に伴い2日間だけ日の目を見たレアグラブ。現地観戦できたファンはラッキー?


 個性的な色の正体は・・・

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