週刊ベースボールONLINE

道具の流儀

ヤクルト・川端慎吾の相棒 「より手に近い」感覚のSSKバッティンググラブ

 

打者であればバットにこだわるのは当然のこと。だが、そのバットを最大限に生かすためのアイテムがバッティンググローブだ。燕のヒットメーカーがこだわるのは「より手に近い」感覚だ。
取材・文=阿部ちはる、写真=小山真司、BBM


「バットと僕をつなぐもの」、安打を生み出すための相棒


使い込んだバッティンググローブはバットを握る部分の凹凸がなくなっている。これがわずかなズレにつながるという


 研ぎ澄まされた集中力と積み重ねた経験、技術、そしてバット。そのほかにもうひとつ、勝負に欠かせないアイテムがある。

 2015年の首位打者である川端慎吾の感覚は非常に繊細だ。だからこそ、バッティンググローブにもこだわっている。1度の試合で同じものは使用しない。それは汗でぬれた状態では滑ってしまう可能性があるから。

「数ミリの世界だと思うんですけど、その少しのことで、バッティングがズレたりとかするのかなと思うので。ちょっとズレるだけでフライになっちゃったり、ライナーでヒットになるはずのところが打ち上がったり、ゴロになったりとかすることもあるのかなと」

こちらはまだ使用していないもの。だいたい1週間ほどで試合用としては使えなくなるため、その後は練習で使用する


“良くて3割”の世界だからこそ、わずかだとしてもリスクを回避する必要がある・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

道具の流儀

道具の流儀

プロフェッショナルたち(選手、コーチ、スタッフ含む)のこだわりの道具、ギアをクローズアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング