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道具の流儀 2017

広島・中田廉のストレッチポール 「本当は誰にも教えたくない」力投支えたマジックアイテム

 

昨季まで2年間、右肩の故障に苦しんだ中田廉。それを忘れさせるような力投を見せた今季の活躍の裏には、遠征の際も常に持ち歩く、手放すことのできないある(秘)道具の効果があった。
取材・文=吉見淳司、写真=松村真行


 試合開始前、グラウンドへと向かう中田廉の手にはいつも、グラブだけではなく、DIY感(自作感)あふれる竹製の筒が握られている。メーカー名すらない、全長約180センチ、直径約2センチの“棒”。それが中田の運命を変えた。

「これを使っていなかったら、ペナントレースでここまで(53試合)は投げられていなかったと思います。相当重要視しているというか、欠かせないですね」

 使い始めたのは昨年の11月からだ。西武菊池雄星も足を運ぶ東京のパーソナルトレーニングジム「IPF」に通っていた中田。そこで同ジム代表の清水忍トレーナーに紹介されたのが・・・

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