週刊ベースボールONLINE

道具の流儀 2018

中日・大島洋平 アディダスのスパイク 寿命は約1カ月。韋駄天が追求する“最高&最速”

 

俊足、好打、好守と3拍子そろったプレーぶりで、竜の一番・中堅を担う斬り込み隊長。スピード感あふれるプレーを足元から支える相棒に迫る。
取材・文=吉見淳司、写真=川口洋邦


 2012年に32盗塁でタイトルを獲得した大島洋平。昨季までのプロ8年間で通算166盗塁を決めるなど、俊足ぶりは中日の大きな武器となっている。まさにその両足は“輝き”を放っているわけだが、比喩ではなく、実際にグラウンドで、大島の足元はキラキラと瞬いている。球場の照明を反射するのは、左右とも27.0センチの、エナメル素材のスパイクだ。

「以前はスエードのものをはいていました。エナメルは革と比べて硬く、重いイメージがあったのですが、アディダスのエナメルは柔らかく、重さもなかったんです」

 アディダスのスパイクと出合うまでは、通常は革、雨天時はエナメルと、スパイクをはき分けていた大島。しかし素材が違えば、いくら形を似せても使用感に違いが出てしまう。常に一定の感覚でプレーするために、柔軟性と軽さを兼ね備え、耐久性にも優れるエナメルスパイクはうってつけだった。

「こだわっているのは軽さと丈夫さ。それと・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

道具の流儀

道具の流儀

プロフェッショナルたち(選手、コーチ、スタッフ含む)のこだわりの道具、ギアをクローズアップ。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング