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道具の流儀 2018

ソフトバンク・中村晃 SSKのバット もっと遠くへ──バットを進化のきっかけに

 

ソフトバンクが誇るバットマンが、自らの相棒にフルモデルチェンジを施した。もっとボールを遠くへ飛ばすために、さらなる打撃の進化を追い求めるために。2018年、その成果は着実に表れ始めている。新たなバットを手にした、中村晃のバッティングを見逃してはならない。
取材・文=杉浦多夢、写真=湯浅芳昭


 鷹の打撃職人にさらなる覚醒の予感が漂っている。中村晃がバットを替えたのは昨シーズン途中のこと。それまでは「シーズン中にバットを替えたり、ほかのバットを試したりということはあまりなかった」というが、思い切った決断を下した。

「あまり数字も残していなかったので、替えやすい状況ではありました」と振り返るように、昨季は思うように成績がついてこなかった。シーズン143試合にフル出場し、チームの日本一奪回に貢献したという思いはあっても、レギュラーに定着した2013年以降では最低の打率.270に終わってしまったのは事実だった。

 求めたのは強い・・・

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