日本球界に復帰して2年目。メジャー仕込みの巧みな投球術でもはやチームに欠かせない存在となった村田透。そのピッチングを陰で支えているのが色鮮やかな赤いグラブ。誕生のきっかけは、母校の大先輩で目標にもしている“あの選手”からのひと言だった。 取材・文=松井進作、写真=山口高明、BBM 赤い革に青い紐(ひも)。側面にはゴールドとシルバーの星が施され、手入れの部分には謎(!?)の「$マーク」が刺しゅうされている村田透のグラブ。じっくりと見てもらえば分かるが、全体を覆う革にもメッシュ素材が所どころに使用されるなど、至るところに創意工夫と本人が今回の取材中に何度も口にした“遊び心”が散りばめられている。
「いまでこそこんなド派手な赤いグラブを使っていますけど、昔は地味なものが好みでした。そんな僕の意識を変えたのは大先輩からの言葉なんです。そこから野球人生も紆余曲折あって、グラブも試行錯誤しているうちに最終的にこんなになっちゃいました(笑)」
その先輩の名は同じ大体大出身の
上原浩治(現
巨人)。メジャー時代を含めて村田が・・・
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