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星野智樹 投手 #26

左キラーとして完全復活を

 

 プロ14年目のシーズンは、開幕からフル回転の働きが求められることになりそうだ。「去年も年間を通して一軍にいることができなかった。去年と同じ成績じゃいけない」。星野智樹にとって、今季は左キラーとしての存在感を見せつけることが、課せられた使命だ。

 ここ2年間は不完全燃焼のままだった。一昨年は腰痛に苦しめられ、27試合に投げて防御率8.10。昨季は37試合に登板したものの、不調から夏場に二軍落ちした。04年から3年連続で55試合以上に登板。08年からは2年連続60試合以上に登板し、文字通り左のリリーフエースとして光った男は、我慢に耐えながら復活を目指してきた。「去年は自分で納得できている部分もある。もともと故障しない体なので、この状態を落とさずに1月からしっかり体調を整えて今季の開幕を迎えたい」

 星野が中継ぎの柱で完全復活すれば、渡辺監督が思い描く確かな「勝利の方程式」が出来上がるはずだ。昨季も試合終盤の大事な局面で、星野が万全なら切り抜けられた場面が何度もあった。「今年まず僕に求められるのは、そこだからね。自分の役割は分かっています」。その言葉には今季に懸ける決意が込められている。

 今年7月で35歳になる。しかし、常に内面から自分を奮い立たせる闘争心はまだまだ健在だ。1月は、ソフトバンクにFA移籍した帆足と一緒に熊本で始動した。「チームに左の中継ぎが少ないので、今年は僕が頑張らないといけない」。日本一に輝いた04年と08年は、いずれも星野がフル回転した年だった。「まだまだ老け込まないよ」。結果で完全復活を証明する。

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