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森本将太 投手 #64

守るものが増え、さらに成功したい!

 

 新人右腕が開幕一軍を勝ち取った。20歳の子連れルーキー・森本将太は「目標だった開幕一軍は素直にうれしい。新人らしく全力で腕を振っていきたい」と目を輝かせた。沖縄・宮古島春季キャンプは二軍スタート。3月13日のソフトバンクとのオープン戦(京セラドーム)からすい星のごとく現れると、6試合に登板。150キロを超える直球、変化の大きい鋭いスライダーを武器に5回2/3 を投げ1失点と結果を残した。オープン戦1試合目となったプロ初のマウンドには「頭が真っ白。とにかく緊張した」と語るも度胸満点の投球を見せた。

 反骨心を胸にここまでたどり着いた。ドラフト5位でBCリーグ・福井から入団。福井工大福井高では1年秋からエースとして頭角を現すも、2年冬に右肩を痛めた。卒業後は野球を辞めるつもりだったが、父・浩安さんからの強い要望もあり2年間限定でBCリーグ・福井で野球を続けた。11年には妻・寿恵さんと結婚。今年2月7日には長男・一冴(かずさ)君が生まれた。キャンプ中に生まれたため、出産から1カ月経ってのわが子との対面に「顔を見たくて仕方なかった」と笑顔を見せた。「守るものもありますし、このままの調子でいきたい」と一家の大黒柱としての自覚も十分。

 チームの新人投手では最速のデビューに期待がかかる。ドラフト1位の松葉らを追い越しての開幕一軍に「ほかのルーキーには負けたくない。キャンプは二軍で悔しかった」と当時を振り返って話す。森脇監督も「投手陣の中で希望の光を放っている。攻撃的な投球は目を見張るものがある」と期待を寄せている。家族のために異色のルーキーが突き進む。

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