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澤村拓一投手・日本シリーズ以来の一軍マウンドへ、明るい兆し

 



 右肩に違和感を生じ、キャンプが始まってすぐの2月3日から二軍での調整となった。開幕も二軍で迎え、4月上旬には胃腸炎も発症。アクシデントが重なったが、6月に入り状態も上がってきた。澤村拓一は「結果を残せる準備はできている」と言い、一軍復帰が視界に入っている。

 6月3日のイースタン・リーグのロッテ戦(QVCマリン)。今季3度目の実戦マウンドで初めて先発を務めた。140キロ台中盤の速球を軸に2回まで無得点に抑えたが、3回に2四球で走者をためて適時打を浴びる。その後、大松に3ランを許した。「先頭への四球がいけない。防げる失点は防がないと」と反省。ただ、4回は三者凡退で、伊志嶺にはスライダーを3球続け、見逃し三振に仕留めた。それまで精度に納得がいかなかったスライダーだが「これだという感覚がつかめた」と試合の中で修正。捕手を務めた加藤も「スライダーが試合の中で良くなったのが収穫」とうなずく。

 結局、5回4失点で降板し、球数は75球。最速は148キロで、この日最後のボールは146キロとスピードも乗ってきている。「ブルペンでも21球投げて(合計で)91球投げたけど、前回より疲れがない。球威も落ちていない。肩の状態もいい」と表情は明るい。岡崎二軍監督も「空振りも取れた。肩に不安もない。前進した」と評価した。次回登板では球数やイニング数をさらに増やしていく予定だ。一軍の先発陣は盤石とは言えないだけに、そこに澤村が加われば頼もしい限りである。「課題は多いけど、1つずつクリアしていきたい」と右腕は足元を見つめている。早ければ交流戦明けの一軍復帰を目指す。

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