198センチの長身から150キロを超える速球を投げ込む。新外国人のポレダはアグレッシブに攻め、4月22日までに4試合に先発し、2勝を挙げている。
阪神との伝統の一戦に2度先発し、2勝。4月4日の東京ドームでの一戦では、6回3失点と粘りの投球を見せた。熱気あふれる両チームのファンの声援に「素晴らしい雰囲気だった。ワールド・シリーズで優勝したような感じだった」と冗談めかし、興奮気味に振り返った。捕手に復帰したばかりの阿部とキャンプを通じて初めてバッテリーを組んだが、息もぴったりと合っていた。3月28日の今季初登板(対
DeNA、同)では変化球の精度に不満を残したが、この日は、制球もまとまっていた。原監督は「メリハリが効いた投球だった。真っすぐが良く、変化球も随所に良さが出た。次に大きく期待できるピッチング」と喜んだ。
内角にどんどん攻め、力で抑えていく。細かな制球やクイックなどに課題は残すが、それを補って余りあるスケールの大きな投球が持ち味だ。17日の阪神との再戦は敵地・甲子園だった。黄色一色の独特の雰囲気にも「アドレナリンが出た」と意に介さない。チームが苦手とする
メッセンジャーと投げ合い、見事に投げ勝った。3対2の6回には自身のボークなども絡んで二死一、二塁とされたが、最後は梅野を145キロの内角球で空振り三振に切った。6回2失点に「素晴らしいピッチングができた」と自画自賛した。
普段はもの静かで、報道陣の質問にも丁寧に受け答えをする。ただ、一度マウンドに上がれば、荒々しい姿を見せる。「勝つことは気持ちいい」と貪欲に白星を求めていく。