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近藤一樹投手・あの夏のような輝きへ

 



 2001年夏の甲子園で日大三のエースナンバーを背負い優勝投手となった近藤一樹。真夏の甲子園で輝きを放った右腕が、再びスポットライトを浴びることになった。

「今までは相手と戦うより、一番にヒジの痛みと闘っていた。今年はようやくその痛みがなくなり不安がない状況で投げられている」。08年に10勝を挙げたが、その後はケガに苦しみ思い描いた投球ができない日々が続いた。

 11年から4年連続して右ヒジを手術。14年オフには背番号125となり育成選手となった。「最初は3ケタのユニフォームを着ることが自分自身、恥ずかしかった。だけど、この気持ちを忘れないように心に刻んだ」。4月28日に再び支配下登録されると7月12日の楽天戦(コボスタ宮城)では6回8安打3失点と好投。11年8月31日のソフトバンク戦(北九州)以来、1411日ぶりの白星を手にした。

 近藤の復活の白星を一番に喜んだのは同級生のエース・金子だった。「僕も右ヒジの手術を経験してつらさは分かっている。しかも彼は4回もそれを乗り越えてきた。本当にすごいし、僕自身もうれしかった」。今季のシーズン序盤は一緒にリハビリを行った親友の復活劇に笑顔を見せた。

 その後は首脳陣に右ヒジの疲労を考慮され中10日を空ける登板となったが、これも期待の表れだ。

「首脳陣の方々から気を使ってもらっていただいている。しっかりと準備する時間があったので、この日の登板を逆算して調整してきた。先発として長いイニングを投げることが一番大事です」。夏の訪れとともに状態を上げてきた。甲子園で頂点に立ったあのときのように。プロ14年目を迎えた右腕が再び輝きを取り戻そうとしている。

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