1月7日に第1子となる長男が生まれた。
寺内崇幸は「自分の力を少しずつでも付けて、試合にずっと出られるようにしていきたい」と意欲を増している。
2014年オフに結婚し、迎えた昨季は故障に悩まされ、31試合の出場にとどまった。ただ、内野のユーティリティープレーヤーとして、失策1と安定した守備力は健在。また、5月22日の
中日戦で2盗塁を決めるなど、俊足と高い走塁技術で代走としてもベンチの厚みを増す存在だ。控えにいるだけで、チームには心強い。それだけに、1年間、戦い抜けなかったことを反省し「ケガをしたことによってチームを離れたことは一番いけないこと。自分にとってもマイナスですし、チームの力になれないのは自分自身悔しい気持ち」と口にした。
オフは例年と同じく、松山で山田ら
ヤクルト勢と自主トレーニングを行ってきた。5月で33歳になるが、若手に交じり、汗を流してきた。今季に向けては、もう一度、体を鍛えることから始めたという。特に、故障防止と下半身強化に力を入れた。「例年どおりだといけないと思う。ケガをしたから、控えるのではなくて、逆に強化して強くしていきたい」と言い、手を緩めることはしなかった。
今季は
西武から脇谷が復帰し、新外国人で元
ロッテのクルーズも加入。2人とも、内野ならどこでも守れる選手で、打撃も勝負強さを持っている。ただ、守備なら寺内も負けていない。昨季まで代打の切り札としてベンチにおり、間近で準備の仕方などを見てきた高橋新監督の下、「試合の流れとかをつかみやすいと思う。新たにアピールしたい」と寺内も競争に割って入る。