ランディ・メッセンジャーが万全の仕上がりをみせて本番に向かう。沖縄キャンプ終盤に開幕投手に指名した金本監督も「心配ご無用」と全幅の信頼を置くほどだ。
3月25日の
中日戦(京セラドーム)は自身2年連続3度目の開幕マウンド。来日当初から「自分が開幕投手であるべきと思っている」といった言葉どおりになった。
昨年3月27日の開幕戦(対中日=京セラドーム)は勝ち負けがつかなかった。初めての開幕投手を務めた2013年3月29日(
ヤクルト戦=神宮)は6回3失点で初勝利を飾った。
「今年はしっかり準備してきたのでキャンプ、オープン戦と順調にきた。常にいい感じで投げられてきたからね」
1年前は激太りした状態でキャンプイン。その影響でシーズン序盤から不調に陥った。しかし、今年はコンディションをキープしながら調整を続けてきた。
メッセンジャーの来日7年目はバッキー、ウィリアムスらと並ぶ球団助っ人最長タイ。キャンプ中もほかの外国人を食事に誘うなどメンタル面も安定している。
藤浪の開幕投手も予想されたが金本監督は「メッセンジャーはやる気満々だったし、その気持ちを尊重した」と説明。助っ人にスタートダッシュを託す。
オープン戦でフォームを崩しかけても「試合の中で修正できた」と登板ごとに手応えをつかんできた。
「自分は完璧主義だから求めていくものは無限にある。緩めることなく続けていく」という。2度の奪三振王に輝いた助っ人の初戦好投でチームに弾みをつけたい。