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ロッテ 関谷亮太投手・自分に厳しく、さらなる成長を

 



 即戦力右腕との評価に応える投球を続けている。JR東日本からドラフト2位で入った関谷亮太は交流戦を終えて4試合に登板、無傷の3勝で防御率3.04と堂々の成績。先発陣の一角に食い込んだ。

 開幕先発ローテーション入りこそ逃したが、5月21日に敵地・京セラドームでのオリックス戦に先発で初登板。7回3失点でうれしい初白星を手にすると「出来過ぎだと思う。真っすぐも変化球も、いい球を放れた」と初々しく喜んだ。

 この試合では1回二死無走者から連続長短打を浴びて1点を失ったが、「ある程度は投げられていた。引きずらず、大量失点だけはしないように」とすぐに切り替えた。その姿勢が示すように、23回2/3で9失点しているものの、1イニングに2点以上取られたことがない。真上から投げ下ろす直球や決め球のチェンジアップで丁寧に低めを突くため、多少打たれても大崩れせずに切り抜けられる。

 交流戦でも3戦2勝。6月15日の中日戦(ナゴヤドーム)では1回に2四球から1点を献上、2回にも先頭打者に四球を与えベンチをひやひやさせたものの、ここを素早いバント処理で併殺に仕留めて切り抜けると、6回で降板するまで堂上のソロ本塁打一本に抑えた。プロ初安打に、押し出し四球で初打点もマーク。もっとも、好結果を残しても「ばたばたした投球が続いている」と自分に厳しい。落合投手コーチも「一つずつ勉強。まだまだ勝たせてもらっている投手だから」と、一層の成長に期待を寄せている。
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