週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

巨人 S.マシソン投手・タフに投げて勝ち頭!!

 



 7月7日までで中継ぎながらチームトップの6勝を挙げ、田原誠に次ぐ36試合に登板している。菅野や坂本が投打でチームを引っ張っているが、S.マシソンの存在も忘れてはならない。白星を伸ばす右腕は「去年は自分が打たれた試合で負けがついた。今年は打たれても勝ちがつく。ラッキーかなと思う」と控えめに喜ぶ。

 澤村とともに勝ち試合の終盤を任され、首脳陣から絶大な信頼を寄せられている。6月19日のロッテ戦(東京ドーム)は先発の高木が4回で降板し、早めの継投に入った。宮國らが好投し、その流れをマシソンも引き継ぐ。2回を無安打無失点で、白星へとつなげた。「早い回からきっちり投げてくれている」と高橋監督もこれを称えた。

 毎年、気温の上昇とともに調子を上げていく。今季も球速はどんどん上がり、すでに最速160キロもマーク。その剛速球とともに、今季はキャンプ中に先発転向に挑戦したために、変化球の使い方の幅が広がった。ここまで43回で56奪三振。昨季の55三振を前半だけで超えた。「オフからテーマの1つが三振数を増やすことだった。早いカウントからスライダーを有効的に投げられていると思う」と満足顔だ。

 監督推薦でオールスターの出場も決めた。日本ハムの大谷とともに、球速でファンを沸かせることができる。「力で勝負できる。直球をたくさん投げたい」と目を輝かせている。
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング