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ヤクルト 石山泰稚投手・変化球も磨き、汚名返上を

 



 石山泰稚は愛媛・松山秋季キャンプ中、フォークボールの精度向上に務めていた。

「体の強化をしつつ、変化球の精度、特にフォークボールをレベルアップさせたい。曲がりの小さなスライダーも覚えて、開幕ローテを狙いたい。何とか見返さないといけない」

 4年目の今季は右肩と右ヒジの故障に悩まされ、過去最少の13試合にとどまった(1勝0敗、防御率7.31)。来季は先発要員として期待されるが、一度、真中監督を怒らせてしまった。

 石山は10月8日、秋季教育リーグ、みやざきフェニックス・リーグの広島戦(SOKKEN)に先発。だが3回2/3で11安打10失点を喫してしまう。

「あまりの惨状にコメントがない。ボール先行でストライクを取りにいって打たれる。ベースカバーも遅れるし。来季は先発?そういうレベルじゃない。一軍で投げられるかどうか」(真中監督)

 汚名返上すべく、11月5日に行われた東京六大学選抜(神宮)との明治神宮創建90周年の記念奉納試合で3回3安打無失点。キャンプ中の13日に行われた社会人クラブチーム、松山フェニックスとの練習試合では3回をパーフェクトに抑えた。

「2つの三振はフォーク。それはよかったけど、ベースの前から落ちたりしていた。ボールゾーンから落ちても打者は反応しない。練習して自信のある球に変えたい」

 来季こそローテーションを守る。
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