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巨人 大竹寛投手・プロ16年目へ、2ケタを宣言

 



 プロ15年目を終えた。大竹寛は今季を振り返り「リーグ優勝を逃して悔しい。自分としては、開幕前にケガをして出遅れてしまった」と猛省する。17試合の登板で6勝6敗に満足できないのは当然だろう。

 オフから筋力トレーニングを念入りに行い、肉体改造を施し、速球の力強さが戻った。ただ、キャンプ中に左太もも裏の肉離れで離脱し、その影響から初登板が5月26日にずれ込んだ。ここからは好不調の波がありながらも、8月20日の阪神戦では8回無失点の好投で5勝目を挙げ、9月28日の中日戦では2008年以来の中継ぎも経験。「数字以外のところでは、一軍に上がってからはしがみついてでも、一軍にいようと思った。収穫もあった」と評価もした。

 このオフは内海が先頭に立ち、若手らと行う自主トレーニングに初参加する。自分のペースでメニューを消化したい性格だが、ベテランとなり、周囲のことを見渡すことも必要だと感じた。内海から「野球の話、ピッチングの話で若手と会話してくれ」と誘われ、快く引き受けた。「後輩に何かを残せるかは分からないけれど、何か伝えて、プラスになればと思って参加したい」と気持ちを新たにする。

 クライマックスシリーズでも中継ぎで好投したが、来季はもちろん、先発で勝負する。

「まずローテーションに入れるように開幕からやっていきたい。2ケタ以上、勝てるようにしたい」と誓う。
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