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広島 田中広輔内野手・初タイトルを目指す

 



 チーム盗塁王からセ・リーグの盗塁王へ。田中広輔はさらなる高みを目指す。今季は初めて全試合に出場。それだけでなくフルイニング出場も果たした。最終盤で首位打者を狙えた鈴木に一番を譲ったが、それ以外はリードオフマンとしてチームをけん引し続けた。打率.265、13本塁打。そしてチームトップの28盗塁。駆け抜けたシーズンだったが「ある程度しっかりできたと思う部分もあるけど、もうちょっとできたという部分が大きい」と向上心は色あせない。

 CSファイナルステージDeNA戦では計12打数10安打の打率.833もマーク。チームの日本シリーズ進出の象徴的な存在となった。しかし日本シリーズでは打率.160。「打撃も守備も盗塁も、まだまだ。つまらないミスも多い」と反省する。同学年の菊池も、丸もオフの授賞式に呼ばれた。「タナキクマルと呼ばれたい」とシーズン中から話してきた。ポテンシャルと伸びしろを考えれば、菊池が「タナももう少しでここ(授賞式)に来ると思う」と話す言葉にもうなずける。

 来季への取り組みは「全部」と言う。特に盗塁に関しては「最低でも30はしたい」ときっぱり。キャンプではスタートの練習を繰り返した。今季のセ・リーグ盗塁王のヤクルト・山田が30盗塁。田中は十分な射程圏内にいる。33年ぶりの優勝、そして自身初タイトルへ、リードオフマンがレベルアップを続ける。

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