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巨人 桜井俊貴投手・“36”から再出発

 



 即戦力と期待されながら、ルーキーイヤーの2016年は登板1試合で未勝利に終わった。17年に24歳を迎える桜井俊貴は「悔しい」と1年目を振り返った。

 キレのいい速球、落差の大きいカーブなどでアピールし、開幕ローテーション入りを勝ち取った。ただ、初登板だった3月30日のDeNA戦で、5回途中4失点で降板。その後、右ヒジの違和感を訴え、一軍の舞台に戻ることはなかった。「ケガをしたのがすべて。ケガをしてから、復帰までの期間が長かった」と声を落とした。

 夏場を過ぎてから実戦には復帰し、秋には宮崎での教育リーグで好投も見せた。「フェニックス・リーグから調子が良かった。感覚が良くなった」と手応えをつかみつつある。その後は台湾に渡り、ウインター・リーグにも参戦。

「1年間、投げることができなかったので、体力をつけないといけない。一軍の打者に負けないように球威とコントロールをしっかり磨かないといけない」と精力的に過ごしている。

 背番号21は日本ハムからトレードで移籍してきた吉川光に譲り、17年は“36”で再出発を図る。その吉川光に加え、DeNAからFA権を行使して山口俊巨人入りした。先発ローテーション入りへ、競争は激しくなったが、プロ2年目に向け、年男は「とにかく負けない、という気持ちを持って。レベルアップしないと、枠を取れない。万全な体で迎えたい」と気を引き締め直している。
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