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阪神 江越大賀外野手・チャレンジを忘れずに

 



 プロの世界で大卒3年目というのは、1つの区切りになる。2017年3年目を迎える江越大賀にとって、オリックスからFA移籍の糸井加入は望むところだ。

「もう外野は固定のように言われていますけど、自分としてはそこに挑戦して、レギュラーを取るつもりでいます」

 もはや右翼はベテランの福留、新戦力の糸井はセンターで固定というのが既定路線のようになっている。しかし、江越はその高いカベを乗り越えるつもりでいる。

 16年は1年目を上回る72試合に出場も打率.209、7本塁打、20打点に終わった。4月には4試合連続本塁打を放つなど持ち前の長打力をアピールしたが長続きしなかった。

「いい選手というのは、調子のいい時期が長い。形が分かっていればポイントが分かるのでつかみたい」

 シーズン後は宮崎でのフェニックス・リーグに参加し、掛布二軍監督から指導を受け続けた。シーズンを通し好不調の波が激しく、打撃フォームの修正を余儀なくされた。

 掛布二軍監督からは「フォームができないと、自分のストライクゾーンも動いてしまう」と指摘。それ以降、今オフも打撃練習でのチェックを欠かさない。

「レフトをやれといわれたら頑張りますが、ずっとセンターをやってきたので……」

 プライベートでも大学時代から交際を続けてきた1歳年上の一般女性と結婚。公私ともに充実した3年目にするため「チャレンジしていく」と成長の証しを見せつける。
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