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楽天 松井稼頭央外野手・もう一度、レギュラー獲得へ

 



 レジェンドが、24度目のシーズンに臨む。今年42歳を迎えるチーム最年長の松井稼頭央は、昨オフ、減額制限を超える9000万円ダウンの7000万円(推定)で契約を更改。「結果の世界なのでしっかり受け止めている。それでも必要と言ってもらえてよかった。1日1日、1年1年が勝負」と現役へのこだわりを見せた。

 肉体的な衰えも感じていない。昨季は、開幕直後に右足を負傷。シーズンへ大きく影響した。6月から約2カ月間は二軍調整。56試合の出場で打率.213、2本塁打、13打点と自己最低の成績に終わった。それでも、9月には「体はまだまだできると思っている。(来年も)仙台でやるのが一番いい」と現役続行を表明。今季に懸ける思いは強い。

 昨季の終盤には、梨田監督が「体はまだまだ若いし、何でもやってもらう」と発言。対左投手でのスタメン、代打、代走とこれまでとは違う起用にも、不満を一切見せず全力で応え、首脳陣の評価もさらに高まっている。

 チームにとっては精神的支柱としての役割も大きいが、本人はもちろん定位置確保が最大の目標。ウィーラー、ペゲーロの両助っ人に加え、岡島、島内、オコエらと争う外野は激戦区だ。

「42歳と思われないように元気な姿を見せたい。もう一度レギュラーを獲って、優勝したい」

 大ベテランの意地が形になったとき、4年ぶりのAクラスへ、チームも大きく前進するはずだ。
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