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DeNA 下園辰哉外野手・生え抜き最年長の仕事人

 



 若くて勢いのあるDeNAらしい現象かもしれない。32歳なのに、生え抜きで最年長。絶対的な柱だった三浦大輔が現役引退し、下園辰哉はさらに頼られる存在になりそうだ。

「レギュラーにはかなわない」と気持ちに区切りをつけたのが数年前。「名前がコールされるだけで、球場の雰囲気が変わる選手になりたい」と理想を追い、代打としての地位を固めてきた。昨季は67試合で打率.270、1本塁打、14打点。開幕から1度も二軍降格しなかった。4月1日の阪神戦[横浜]では、歳内からプロ初のサヨナラ打。得点圏打率4割と実に勝負強かった。後藤G武敏と左右のW切り札は攻撃パターンとして定着。球団初のCS進出には不可欠だった。

 中畑前監督はかつて「大事なところで四球が取れる」と評価した。ラミレス監督の信頼も同等かそれ以上で「セ・リーグでNo.1のピンチヒッターだ」と断言している。左の代打は山下らが台頭したが、安定感の面で下園に軍配。よほどのことがない限り、一軍の戦力として計算されているだろう。課題を挙げるならば夏場の失速。昨季は7月終了時に.327あった打率は降下し、9月は8打数無安打と苦しんだ。

 DeNA創設2年目に選手会長へ就任。計3シーズン務め、今季からまた副会長を任された。2006年大学・社会人ドラフト4巡目で入団し、在籍年数(11年)でも石川の13年に続く古株。ここぞの一打、しびれる仕事を期待していい。

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