来日8年目を迎える
ランディ・メッセンジャーが順調な仕上がりを見せている。本人も「開幕までの動きは分かっているので大丈夫だ」と貫録の調整ぶりがうかがえる。
沖縄・宜野座キャンプの2月22日に初実戦となる紅白戦に先発登板した。2回を
キャンベルに打たれた1安打のみ、無失点にまとめた。すでに開幕マウンドから逆算したマウンドだったが、ここからさらにボールの精度を上げていく。
メッセンジャーが「オフにしっかりやってきた証拠。昨年よりいい状態で投げられている」と言えば、香田投手コーチも「さすが安心させてくれている」と期待を投げ掛ける。
すでに3年連続4度目の開幕投手が決定的だ。「自分はそれに値する成績を残している」。外国人投手で4度の開幕投手は、
スタンカ(南海)、ミンチー(
広島など)の3度を上回る単独最多になる。
さらに最多奪三振(13年、14年)、最多勝(14年)のタイトルを獲得した実績もあるメッセンジャーは、3年ぶりのタイトルを狙っている。「オフはムダな体脂肪を落としてきた」と体重121キロから10キロ超の減量に成功。「肩、ヒジの調子もいい」と例年にない仕上がりぶりだという。
3月31日の広島戦[マツダ広島]に向けてコンディションを整える助っ人。
阪神在籍最長となる助っ人は「今から楽しみにしている」とチームの開幕ダッシュをかけて先陣を切る。