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ヤクルト 川端慎吾内野手・2度目の栄冠をつかむために

 


 川端慎吾が2015年以来、2度目の首位打者獲得に向けて燃えている。

「今季はもう一度、リーグ優勝して首位打者を獲りたい」

 15年、打率.336で初の首位打者に輝き、195安打を放って最多安打のタイトルも獲得。14年ぶりのリーグ制覇を成し遂げ、最高のシーズンを送った。昨季は7月に右足舟状骨骨折で約2カ月の離脱を経験したものの、.302で3年連続の打率3割をマーク。しかし、この天才打者は納得していない。

「昨年はいい成績を残そうとして、思い切りの部分が足りなかった。初球から打ちにいって、ボテボテになるのを恐れていた。昨年は1本塁打なので、今年は10本以上。練習から思い切り振って一発もあるぞと思わせたい」

 本塁打は15年の8本から1本に激減。14年の10本がキャリアハイで「14年と15年は思い切りがよかった。追い込まれるまでは空振りしてもいい。練習から、鋭いスイングを体に染みこませたい」とテーマを掲げた。

 昨年11月の愛媛・松山秋季キャンプには志願して参加。「昨年は足のケガで走れず、打撃に影響した。長い距離を走って体のバランスを整えたい」と下半身強化に努め、1月に松山市で行った自主トレでも走り込みを行った。

 その疲労なのか、2月14日に椎間板ヘルニアと診断され、同20日から二軍キャンプへ。開幕に間に合うか微妙なところだが、早期回復が待たれる。
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