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楽天 岡島豪郎外野手・シーズン通しての活躍を

 


『春男』の印象は、昨年の活躍からだ。岡島は「前の年から、何か変わったことをしたわけでもない。強いて言えば、はまったというか。それまで、あんまり春先に良かったことはなかったんですけどね。正直、なぜ良かったかはよく分かりません」と苦笑した。それでも、今季もロケットスタートを決めれば、その異名も広く浸透していくはずだ。

 昨季は、最高の滑り出しだった。ソフトバンクとの開幕戦[koboスタ宮城]、「一番・右翼」でスタメン出場すると4打数4安打3打点。これで勢いに乗ると4月終了時には打率.338、5月には一時3割6分を超えるなど高打率をキープした。「自分のフォームが固まった。軸ができたことで、悪くなったらそこに戻ればいい」と手応えを口にしていた。

 しかし、夏場以降は失速してしまう。コンディションも万全とは言えず、終わってみれば127試合の出場で、打率.252に終わった。結果的に『春男』の印象を強めることとなり、「1年間、フォームを固定できるようにしたい」と今季への課題ととらえた。

 オフには背番号も1ケタの「4」に変わり、元タレントの真由さんと結婚。心機一転で臨むシーズンへ「開幕も大事だけど、春だけで終わらないように、シーズンを通して結果を出していきたい」と意気込んだ。昨季の悔しさを教訓に、シーズンを通しての活躍で、打率3割、出塁率4割という高い目標を現実にしていく。
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