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DeNA クライン投手・来日初勝利も“もっとやれる”

 


 まだ誤算と決めつけるには時期尚早だろう。だが、開幕前、新外国人投手のフィル・クラインに対する期待はもっと大きかったはずだ。環境も含めた日本の野球に適応している段階だ。

 身長2メートルを超える長身右腕は年俸1億5000万円(推定)で入団。昨季はMLBの3Aで22試合(先発11試合)に登板して5勝1敗、防御率1.96。150キロ前後の速球を軸とする本格派右腕との触れ込みだった。だが、オープン戦では4試合に登板し、17回を投げて自責点13の防御率6.88。特に昨季3Aでの1試合あたりの与四球は2.1個だっただけに、オープン戦4試合での計23四死球は目を覆いたくなる内容だった。

 開幕2戦目のヤクルト戦[神宮]を任せられた右腕は5回1失点で来日初登板勝利。だが、この日も4四球。4月7日の中日戦[ナゴヤドーム]では5回もたず、4四死球で4失点。「ボール先行の投球で苦しくなり、甘く入った球を打たれた」と肩を落とした。

 クラインは「安定した投球をしようと丁寧に投げている」と言う。制球を安定させるために丁寧に投げることで球威が出ず、ストライクを取りにいった球を痛打されている。ただし、兼ね備えたスペックは評価どおり、低くない。抑え気味に投げても時折力のある球も見せるだけに、日本の野球に慣れれば実力を発揮できる日も来そうだ。「腕を振ることを心掛けている」と修正を重ねるクラインの活躍がなければ、チームの躍進も加速しない。

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