4月2日、本拠地での
ロッテとの開幕カード3戦目で金字塔を打ち立てた。D.
サファテの投球内容は圧巻だった。三者連続空振り三振で、開幕3試合で3セーブ。大型ビジョンに『外国人投手通算最多記録178セーブ』と表示された。「このチームでやってきたおかげ。みんなに感謝したい。まさか開幕3連投で達成するとは思わなかったが、福岡のファンの前で達成できてよかった。忘れられない記憶になる」。横浜、
巨人で活躍した
クルーンを抜き、花束を掲げた。
193センチ、102キロの体躯は、36歳となった今でも体脂肪率1ケタ台とムダがない。米国人らしい家庭人ながら、休日にヤフオクドームでトレーニングすることもざら。トレーニングに一家言ある工藤監督も「高いモチベーションで日々を過ごしているから、プレッシャーがかかる場面でもいい投球ができる」と認める。「去年は同点で何度も失敗(15度登板し0勝6敗)して、優勝を逃したのは自分のせいだと書いてもらって構わない。借りを返すためにしっかり調整してきた」。オフは例年より半月以上早い12月半ばからキャッチボールを再開。キャンプ前に7度もブルペン入りしたという。
4月26日の
日本ハム戦[ヤフオクドーム]で今季8セーブ目。3点リードの9回一死一、二塁のピンチから
レアード、矢野を連続で空振り三振に仕留めた。この時点で通算183セーブとなり、
馬原孝浩(元
オリックスほか)を抜き単独7位。次なる高みは、
江夏豊(元
阪神ほか)の193セーブだ。