リードオフマンとして、チームの快進撃を支えている。
茂木栄五郎は、攻守にわたる活躍で大きな存在感を示している。5月31日の段階で打率.329、10本塁打、33打点は、いずれもチームの日本人ではトップの数字。昨季リーグワースト18失策と課題だった守備でも、4失策と大きな改善を見せている。
コンスタントに安打を重ね、スタメン出場し出塁がなかったのはわずか2試合。長打率も.575と高く、OPSは.990とトップクラスだ。キャンプから飛距離アップを意識。「フルスイングより、8割ぐらいで確率よく芯でとらえられるようにしている。その中でもホームランが出るようになってきた」と効果を実感している。
チームの歴史も変えた。5月28日の
西武戦(Koboパーク宮城)、先発の誠から右越えに10号2ラン。
楽天の生え抜き野手では初の2ケタ本塁打を早々に達成した。「僕はホームランバッターじゃない。でも、狙っていい打席もあると思うので、そこでしっかりとらえられるように、好球必打でいきたい」。さらなる量産が期待される。
開幕当初、なかなか調子の上がらなかった
ウィーラー、
アマダーの穴を埋めるように、ペゲーロと恐怖の一、二番を形成した。梨田監督もペゲーロの愛称ペギーにちなみ、「モギー」と呼んで打線における重要性を強調した。オールスター・ファン投票中間発表では遊撃部門の首位を快走。プロ2年目の実力派内野手は、夢舞台を射程にとらえている。