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ヤクルト 雄平・3度目で大暴れを

 


 今シーズンは雄平のオールスター出場が現実的だ。開幕から主に五番を務め、ときに先発メンバーから外れることもあったが、5月5日のDeNA戦[横浜]からはバレンティンに代わって四番に座った。

 同7日のDeNA戦[横浜]で放った4安打は、いずれも二塁打で1試合4二塁打のプロ野球記録に並んだ。プロ野球12人目、2014年に同僚だった岩村明憲(現BCリーグ・福島監督)がマークして以来の記録だった。

「岩村さんが札幌ドームで打ったことをよく覚えています。だから、タイ記録にはビックリです。四番だけど、走者がいたらかえす、いなかったらチャンスメークを心がけたい。本当はホームランを打ちたいけど、長打が出れば得点につながりますから」

 球宴には14、15年に2年連続の出場を果たした。特に14年は投手から野手に転向して5年目で踏んだ夢舞台。13年は右ヒザ前十字じん帯断裂の大ケガをした苦労人でもある。「初めての球宴は4打数無安打。緊張はあまりしなかったけど、ちょっとした力みで打てなかった。でも、楽しかったです」と振り返った。

「06年の球宴で、阪神藤川球児さんが、西武カブレラに直球1本を予告した上で空振り三振を奪ったシーンが印象的ですね」

 球宴の思い出をこう語った雄平。6月25日に33歳の誕生日を迎えるベテランだが、まだまだ元気いっぱいだ。選ばれれば、大暴れしてみせる。
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