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【オリックス この場所は譲れない】平野佳寿、“納得する球”でさらなる高みを目指す

 

強い体と心で、平野佳寿が8月27日の西武戦で通算150セーブを記録した


 また一つ節目に達した。8月27日の西武戦(メットライフ)、両軍合わせて26安打が飛び交った乱打戦を締めるべく、平野佳寿が9回のマウンドに上がった。

 一死から山川にソロを浴びたものの、後続をしっかり絶ち今季23セーブ目。プロ野球史上13人目となる通算150セーブに到達し、守護神としての勲章がまた一つ増えたが「あんまり意識していなかったので、これからも一つでも積み重ねていけたらいいなと思います」と謙虚に感想を口にした。

 抑えに転向して今季で8年目を迎える。21年間優勝から遠ざかっているチーム状況においても、コツコツと結果を残し続けてきた“不動の存在”が、よく口にするのは「一人ひとり打ち取ることだけ考えた」という言葉。毎日いつ出番がくるか分からない。出番がくるのは自ずと1点も与えられない厳しい場面だ。

 そんな中での登板だからこそ、雑念は取り払い目の前の相手だけと真剣に向き合う。救援に失敗したときは「次の試合でしっかり抑えること」に気持ちを切り替える。強い体と心がある平野だからこそ、長く守護神を務めることができているのだ。

 プロ12年目の今季は7月に首脳陣と相談した上で、心身のリフレッシュも兼ねて二軍降格を経験した。再調整中は「自分の納得する球を投げられる状態にする」とフォームから見つめ直し8月に復帰を果たした。シーズンも残り少ないが、オリックスで最も9回が似合う男はさらなる高みを目指し、戦い続ける。

写真=内田孝治

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