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広島・西川龍馬 侍ジャパンでさらに成長を遂げる/来季こそ主力に

 

CSでも打力を発揮した西川


 日本代表の経験も、来季の糧にする。西川龍馬は今季95試合に出場し、打率.275、自己最多となる5本塁打をマークした。

 シーズン中盤までは安部友裕との併用が続き、西川は主に左腕相手にスタメン出場。天才的なバットコントロールと、右左を苦にしない打撃、代打でも結果を残す勝負強さでチームを支え、安部が故障で離脱した後には三塁のレギュラーとして出場機会を増やした。

「自分はやることをやるだけ。それしかできない」とクールに言い続け、結果を残した。

 DeNAとのクライマックスシリーズファイナルステージ(マツダ広島)では全試合に「七番・三塁」でスタメン出場。14打数4安打で打率.286をマークした。低調だった打線において、西川の好調さは際立った。2戦目では2打点をマークし、3戦目ではマルチ安打。西川からチャンスを作り、上位打線に好機で回す役割を果たした。

「何とか貢献できるように、集中してやるだけ」とコンパクトにスイング。短期決戦でも勝負強さを見せつけた。

 10月上旬には「アジアプロ野球チャンピオンシップ」の代表メンバーに選出された。入団3年目、または24歳以下の条件を満たし、社会人時代以来の日本代表入り。

「何で選ばれたんやろうという驚きと、うれしさがあります。吸収できるところは吸収したい。いろんな人のプレーを見たい」と意気込む。来季も安部らとのレギュラー争いは続くが、代表経験も糧に、成長していくはずだ。

写真=BBM
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