週刊ベースボールONLINE

オーロラビジョン

阪神・大山悠輔 二塁・四番打者の誕生か!?/来季こそ主力に

 

CSファーストステージでは本塁打を放つなど活躍を見せ、来季へ大きな飛躍が期待できる大山


 虎視眈々とレギュラーの座を狙うのは大山悠輔だ。今秋の安芸キャンプでは、今まで経験のなかったセカンドの守備に取り組んでいる。
 
 大山にノックの雨を浴びせる久慈内野守備走塁コーチは「一塁だけだと外国人が来たら分からない。彼の生きる道だと思っている」と説明した。
 
 大山はシーズン最終の10月10日の中日戦(甲子園)で1試合だけ二塁を守った。本来は一、三塁だが、秋季キャンプ中、連日の特守で進歩を見せる。
 
 金本監督も「もともと三塁だが、逆方向の一塁も守れることが分かった。肩も強く、送球もいい」と現段階で及第点を与える。
 
 チームが大山を複数ポジションに着かせながら可能性を探るのは、長打力を秘めたバッティングを生かしたいからにほかならない。
 
 6月下旬から一軍起用された新人は「三番」「四番」「五番」のクリーンアップに据えられて7本塁打を放つなど潜在能力の高さをアピールしてきた。
 
 特に10月15日のCSファースト対DeNA戦(甲子園)では、雨の中で足元が非常に悪い試合での本塁打を含む史上初の新人4安打を記録し、場数をこなすたびに成長の跡を見せてきた。
 
 大山自身は「まだまだ」と謙虚に応えているが、平田チーフ兼守備走塁コーチも「なんとかこのキャンプでモノにさせたい」と開幕までに徹底的に絞っていく。
オーロラビジョン

オーロラビジョン

週刊ベースボール各球団担当による、選手にまつわる読み物。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング