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巨人・橋本到外野手 節目の年にレギュラー奪取と打率3割を!/来季こそ主力に

 

外野手の定位置争いは厳しいが、2018年の打率3割とレギュラー定着を誓う巨人橋本到


 宮崎の太陽に照らされる横顔には、覚悟の色がにじむ。橋本到は現在、秋季キャンプに参加中。野手では最年長の28歳・小林誠司中井大介に次ぐ27歳。年下の選手も増え、中堅の立場になった。

「自分が若手だという意識はないですし、結果が求められているのも分かっています。絶対に来年こそ、と思って、腹をくくってこの秋から練習していきたい」

 9年目の今季は開幕二軍スタート。その後も一軍に定着できずにいたが、7月の3度目の昇格以降は一軍に定着。8月4日の中日戦(東京ドーム)では1点を追う9回一死に代打で竜の守護神・田島慎二から同点の1号ソロを放つなど、7月以降の打率は.360と持ち直した。シーズン通算は78試合、打率.267、1本塁打、6打点とバラつきがあるのは確かで、年間通しての活躍が求められる。

 目標のレギュラー獲得へ、課題はある。先発起用は相手の先発が右投手の試合が大半だった。今季、対右の打率が.277に対し、対左は.211。「レギュラーを取るためには、どの投手からも打てないといけない」と語るとおり、苦手克服が課題の1つだ。

 チームトップクラスの強肩と俊足があるだけに、打力を向上させられれば主力になれる素材だ。実際、高橋由伸監督も原辰徳前監督も期待をかけてきた。8月には第1子となる長男が誕生。「僕だけの人生ではない。今まで以上に覚悟を持って野球に取り組みたい」と意気込む。10年目の節目を迎える来季は、レギュラー獲得と打率3割を自身に課して挑む。

写真=BBM
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