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西武・辻発彦監督 V奪還へ若手のさらなる飛躍がカギ/指揮官が見据える2018

 

今季は4年ぶりの2位と躍進。2018年は頂点を狙う辻監督


 11月23日に行われたファン感謝イベントで、辻発彦監督は「2018年、われわれの目指すところは、もう、1つしかありません」と高らかに宣言した。リーグ2位に終わったチームにとって、2017年以上の順位に行くためには優勝しかない。

 悲願達成の原動力として、指揮官が最も期待をかけるのが、2017年に重用した若手選手の躍進だ。新人ながら全試合先発フル出場を果たした源田壮亮をはじめ、内野手ながら外野で定位置をつかんだ外崎修汰、そしてメヒアとの熾烈な争いに勝ち、四番も任されるようになった山川穂高。投手陣では新人の平井克典、2年目の野田昇吾といった成長株が、2018年はシーズン通して戦力として安定した活躍を見せられるか。

 クライマックスシリーズ、さらには日本代表として『第1回アジアプロ野球チャンピオンシップ』出場という大舞台をそれぞれが経験しただけに、そこで得たものを肥やしに、「成長して、どんな野球をやってくれるのか、楽しみ」だと指揮官も言う。

 もう1つ、辻監督がポイントに挙げたのが先発投手陣の強化だ。2017年、11勝を挙げた野上亮磨が国内FA権を行使してチームを去った。シーズン通して先発ローテーションを守れる貴重な存在だっただけに、穴埋めは2018年への急務かつ必須課題となる。

 その候補の1人として12月12日、新外国人右腕のファビオ・カスティーヨの獲得を発表。また2017年、5勝5敗、3勝4敗に終わった多和田真三郎高橋光成の元ドライチの2人が覚醒できるかも、非常に大きなカギを握りそうだ。

写真=BBM
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