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オリックス・福良淳一監督が予告する“サバイバル”/指揮官が見据える2018

 

3年目を迎える福良オリックスが、18年のパ・リーグを盛り上げる


 絶対に負けられないシーズンがやってくる。福良淳一監督は、2018年の続投を告げられた際、西名球団社長から「CS以上」を厳命された。

 中長期的なプランでチームを任せられている指揮官も「チームをなんとか立て直して出られるようにしたい」と力を込めた。目指すは上位しかない。

 最下位“同然”と言い切った。17年は16年の最下位から順位を2つ上げた4位。それでも指揮官にとっては悔しさばかりが残る1年だった。

 球団納会でのあいさつで「チームの底上げができたわけではなく、数人のベテランと新戦力の力があってなんとか最下位を免れた」と厳しい言葉を発したのも、18年に向けて“もっとやれる”という強い思いを持っているからこそ。

 大城滉二武田健吾若月健矢ら、定位置をつかみかけた若手もいる。しかし結局、勝負所ではベテランの小谷野栄一中島宏之、新人の山岡泰輔黒木優太が存在感を示した。真のレギュラーを作る、これは福良監督に課せられた最大の課題だろう。

 エース・金子千尋以外のレギュラーは白紙であることも明言。17年に31本塁打を放ったT―岡田も例外ではない。17年秋のドラフトでは即戦力として投手の田嶋大樹にK−鈴木、野手では福田周平山足達也、FAでは日本ハムから増井浩俊を獲得し、17年はできなかった激しい定位置争いができると手応えを感じている。

 指揮官は「これまでとは違う熾烈な競争が待っている。全員が競争です」とサバイバルを予告。3年目を迎える福良オリックスが、18年のパ・リーグを盛り上げる。

写真=内田孝治
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