自分と向き合い課題の打撃を向上させ正捕手の座をつかみ2018年の飛躍を目指す坂本
今までにない自信を持ってのキャンプインになる。3年目で初体験となる開幕マスクを狙うのは
坂本誠志郎だ。
「チームで一番評価されて、一番状態のいいキャッチャーが開幕にマスクをかぶる。そこに自分がいられるようにしたい」
年明けから沖縄で藤川、石崎らと自主トレーニングで体をいじめ続けたが、坂本にとって大きかったのはメンタル面の強化だ。
「投手の性格を知ることがリードに生きることを教わった」とコミュニケーションをとりながらの有意義なトレーニングになった。
金本監督が指揮をとった2シーズンは正捕手が決まらないままで、扇の要を固めるのは急務となっている。昨シーズンは梅野が90試合に先発出場して、坂本をリードした形だった。今季はこの立場を引っ繰り返す。
梅野の盗塁阻止率.379に対して、坂本は.320。投手の信頼を得るためにも配球に加えて盗塁阻止にも磨きをかける。
そのためには昨年9月下旬に左ワキ腹挫傷に見舞われた反省に立って「常にコンディションのことを考えていく」と万全の態勢で臨むのが大前提になる。
また、本人が「課題はバッティング。自分と向き合っていく」というように、秋季練習から取り組んだ成果を見せつけたい。
坂本はライバルが多い中で「レギュラーをつかむには1年間一軍にいることです」と虎視眈々と狙いを定める。