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中日・大野雄大 巻き返しを図るシーズン/リーダーの決意

 

新シーズンに闘志を燃やす大野雄


「臥薪嘗胆」の四字熟語がピタリと合う。若手の台頭や大物助っ人の加入、さらには松坂大輔も入団した、群雄割拠の投手陣。1度は「エース」の称号に近づいた大野雄大も、このままでは終われない。球界屈指の球威を誇る左腕の復権なくして、投手王国の道は完成しない。

「このままフェードアウトしていくのではなく、もう1度、ドラゴンズの選手として主役に返り咲きたい」。年明けには恒例となっている京都・大文字山の坂道トレーニング。由緒ある名所で新年の誓いを立てた。

 昨季は開幕投手を志願。そのとおりに2年連続となる大役を担いながら、エース級との投げ合いが続いたシーズン序盤はなかなか白星を手にすることができなかった。初勝利は6月7日のロッテ戦(ZOZOマリン)。最終的に7勝止まりと不本意な1年になった。

 汚名返上を期す今季は、1年前とは比べようがないほど激しい先発ローテ争いが待っている。昨季ブレークの予兆を見せた小笠原慎之介鈴木翔太。ルーキーで貴重な経験を積んだ柳裕也笠原祥太郎。新外国人ではメジャー通算51勝のジー。先発再挑戦の又吉克樹。テスト入団の松坂。吉見一起山井大介も牙を研いでいる。

 その中に入っては、大野雄でも地位は安泰ではない。とはいえ、若手とベテランが目立つ陣容だ。働き盛りが先発ローテーションの中心でフル稼働しなくては、先発陣の計算は立たない。

「危機感を持ってやらないと」と決意を示す左腕は巻き返しに燃えている。

写真=BBM

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