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巨人・和田恋外野手「同じ轍は踏まない」/スタートダッシュを決める

 

宮崎での1次キャンプは二軍で過ごしたが、沖縄2次キャンプで一軍に抜擢された巨人和田恋。打撃でアピール中だ


 今度こそ、チャンスは逃さない。宮崎キャンプを二軍でスタートした和田恋は、2月15日から沖縄・那覇に場所を移して行われている2次キャンプのメンバー入りを勝ち取った。

 一軍昇格を決めた高橋由伸監督の言葉が、高卒5年目野手の成長を表す。「体もひと回り大きくなった気がするし、スローイングが安定している。おおっと思わせるバッティングをする。当たれば飛ぶ。(実戦で)打てばチャンスはあるよね」。

 ただ1人となる二軍から“飛び級”での一軍帯同。若き右の大砲の心にも火が付いた。

「チャンスは何度も来ないので、絶対につかんでやるという気持ちでやっていきたい」

 最近2年間は三軍生活も味わった。2年前、2016年は1月にグアムで坂本勇人長野久義らとの合同自主トレに参加し、春季キャンプを一軍でスタート。当時2年目の岡本和真とともにオープン戦で優先起用され、期待の高さをうかがわせた。しかし結果を出し続けることはできなかった。打撃不振に陥り、育成選手が中心の三軍の試合に出る時期も過ごした。

 奮起を誓ったこのオフは上半身のウエート・トレーニングに入念に取り組んだ。筋力アップが本来の持ち味である長打力に磨きをかけ、宮崎キャンプでの紅白戦2試合では7打数2安打も、フリー打撃で飛距離をアピールし、首脳陣の目に留まった。

「打撃の結果にこだわりたい」と和田。2年前と同じ轍は踏むことはしない。

写真=BBM
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